新年に伴い社長の挨拶を更新しました。

この国の希望になって ~ ver2020

新年あけましておめでとうございます。


昨年は平成の天皇陛下が退位され、新たな天皇陛下が即位された歴史的な1年でありました。また10月には消費税率10%がスタートし「新たな財源は社会保障の充実や財政再建に充て、国民の将来不安を軽減する」と政府から発表されました。年号が変わり、国の財源やその使途が大きく変わる時を迎え、弊社もまた時を同じくして、大きな変化を迫られ実行した年となりました。
弊社は会社としての本店登録を、これまでの沖縄県うるま市から沖縄市に変更し(本社機能はそのまま)新しい展開に踏み切ることになりました。また、役員登録変更を行い、特に東京支社における社内体制を一新。3月には東京都新島村に新ごみ焼却施設を完成させ、一般都市ごみ焼却プラントメーカーとして18年ぶりの実績を残すことが出来ました。さらに、本社工場ではものづくり基盤技術強化支援事業に係る補助金の交付を受け、協力会社とともに粉体分級機の開発に乗り出し、ものづくり企業としても新しい一歩を踏み出しております。
新しい時代と歩みを共にするように大きな変革を遂げた1年ですが、更なる飛躍に向けて本来あるべき姿を忘れてはならないと考えています。それはお客様の声を第一に、中小企業ならではの迅速な対応を心がけ、廃棄物処理事業というインフラ整備をあくまでも謙虚にやり遂げること。人と人を愛情で結び、日々の成長を常とし、家族に並ぶ結束をもって業を成すこと。この姿勢を忘れずに新年に臨む覚悟です。さらに社内システムに関しても、今後多角化する各事業部の連携を図り、お客様のニーズがそのままの状態でより早く社内に伝わるよう、報告要領の見直しと管理職主体による自由度の高い運営を実施いたします。

今年は弊社の大きな強みである離島、過疎地に寄り添う姿勢を拡大し、宮城県仙台市を中心とした東北6県での営業をスタートさせます。また昨年の東京都三宅村火葬施設新設に続き、離島地域で2件の火葬炉を新設する予定であります。そして引き続き新型粉体分級機の開発や、塩ビ管加熱炉の製作、ダイオキシン類排出防止のための高性能消石灰の研究など、研究開発事業においても様々な展開を予定しております。

ご愛顧いただいた皆さま方のおかげをもちまして、昨年2月14日、設立40周年の節目を無事に通過することが出来ました。代表として心よりの御礼を申し上げます。廃棄物処理を生業とする者として「住み良い豊かな“生活”環境を創る」という使命のもと、社業を継続できる喜びを感じております。この40周年を飛躍の通過点とし、新年を挑戦の年とするため、これまでどおり弊社の生命線である「チームの結束」を前面に打ち出し、今年もまた全社員で開邦工業らしい精一杯の活動をさせていただきます。成長を続ける株式会社開邦工業を見守り下さり、皆様方の更なるご指導、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申しあげます。